ジュエリーデザイナーの机 | 田中オリエブログ

アンリガトウ代表・ジュエリーデザイナー田中オリエの起業お役立ちブログです。東京武蔵小山で予約制ジュエリーサロン営業中

ブランドバッグとジュエリーの関係・手に入れるまでのワクワクを提供するということ

先日、家族でグアム旅行へ行ったときに 初めてハイブランドのバッグを買いました。

実はブランドもののお財布は買った事はあったのですが バッグは持っていなかったのです。

せっかく海外行ったのだし、免税でちょっとやすく手に入るし、と 何かあるかな〜、で覗いたブランドで高額なバッグを 購入するその過程と私自身の心の動きが、印象的でした。

まさに私が提供したいのはこの「心の動き」だと思ったのです。

ブランドショッピング・入店時の気持ち

海外だから、免税でちょっと安く買えるから。 「いいのがあったら」欲しいな。

その程度で、完全にウインドウショッピング気分 で入店したのです。 店内をざっと眺めて、自分だったらどれが好きかな? と思いながら、いくつか目星をつけたものを 手に取らせていただきました。

実際に手にとって持った印象

最初に手にとったのはオールレザーのバッグ。 第一印象が「重っ!!!」

ハンドバッグより少し大きい、 B5サイズが入るかなくらいのものだったのですが 空の状態でこれ。 そこにお財布やポーチを入れて さらに重たくなったら。。。

いやいやいや。 これ私持たなくなるわ、ということで却下。

「もう少し軽いのが欲しい」と リクエストしていろいろと持ってきていただきました。

その中で目に留まったのが、内側がピンクのスエードばりになっているバッグ。

ほんとは「ここがこうなっているのある?」 も聞いてみたのですがそれはないと。 「あるものの中で選ぶ」のでそれは仕方ない。

あるものの中でえらぶとしたら、と バリエーションも見せていただいたのですが

もう、他のものを持ってみたときと 「心の沸き立ち方」が違ったのです。

結果的に、夫からも援助してもらって 無事購入することになり、毎日大事に 使わせていただいております。

 

お客様の心を沸き立たせる仕事

この時の「こころの沸き立つ」感じ。 これを私はオーダーで提供して行っているのだなと これを提供していきたいのだなと。 そう実感したのです。

お客様が、私の書いたデザインや お客様のご希望を踏まえた上での一歩先からや 横、斜めといった多方向からの提案、 そしてそれを聞いた上でのお客様が「自分で選んだ」 という満足感。

それを総称して提供しているのが、私のジュエリーデザインなのです。

自分の分身になる 自分の宝物になるジュエリー。

 

私が主に提供しているのはフルオーダーなので 通常、お客様は実物を見ずに、ご購入いただくことになります。

(サンプルをアレンジしたアレンジオーダーの場合はイメージしてもらいやすいですが あるものをアレンジする時点でもう、世界に1つのオンリーワンをそこから作り始めるので 「完成品」をご覧いただかずにご成約いただいております。)

なのでお客様には「未来のワクワク」も 一緒にお買い上げいただいているのです。

これを手に入れた時のワクワク、はブランドの商品を 手に入れた時にも同じように感じることができますが

「いまここにない、でも「私だけの」 世界で一つのオンリーワン」それを手にするまでの 時間もお買い上げいただいている。

ちょっぴり予算オーバーだったとしても でもこれを身につける「未来の自分」を買う。

私が扱っているのはジュエリーですが きっと私のお客様もこの気持ちを 私から買っていただいているのだろうな。

こちらは、バッグを買った時に、この時の気持ちを忘れないよう、 グアムから自分に宛てて送ったエアメール。

私がお客様に提供しているのはジュエリーという物ですが、 単に品物を売っているのではありません

私はジュエリーを手に入れるまでのワクワクと、 物を手に入れた後のその方の未来を売っていると考えて オーダーメイドジュエリーデザイナーをしています

私はこれからも「心が沸き立つような」ジュエリーで 皆様を幸せにし続けていきたいと思います。

[かさこ塾フェスタ]