ジュエリーデザイナーの机 | 田中オリエブログ

アンリガトウ代表・ジュエリーデザイナー田中オリエの起業お役立ちブログです。東京武蔵小山で予約制ジュエリーサロン営業中

フェルメール展行ってきました

[hedder]

 

今日は、朝からハードスケジュール。

 

午前中朝イチで職人さんと打ち合わせ後、

今日まで開催のフェルメール展に行ってきました!

 

フェルメールとレンブラント展

 

実は、私がジュエリーデザイナーになるきっかけがフェルメールなのです。

 

どういうことかと言いますと

 

 

 

以前高卒で勤めていた特殊法人造幣局から配られた

お年賀のカレンダー。そこにフェルメールの絵が使われていたのです。

 

 

フェルメール 『紳士とワインを飲む女』

 

 

なんともいえない空気感のあるこの絵に魅了されて、

こんな絵を描いてみたい!という思いから、仕事後に

油絵の教室へ通い始めました。

 

 

そこで、「ジュエリーデザイナーになりたい」と美大受験コースに通っていた

女性と出会ったのです。

 

受験クラスの彼女は、合格の報告にたまたま来校していたそうで

お会いしてお話したのは後にも先にもその時限り。

 

 

クラスが違うとフロアも違うので出会うことはないのに

たまたま「立ち話した」レベルで居合わせた女性。

 

 

 

それまで「ジュエリーデザイナー」なんて職業を知らなかった私が

いまや業界20年のベテランになっているのですから

ご縁というのは不思議なものですね。

 

 

あのとき

あのカレンダーを職場でもらっていなければ

その中にフェルメールの絵が入っていなかったら

ジュエリーデザイナーを目指していた彼女がいる絵画教室を選ばなければ

 

 

いまこうしてジュエリーデザイナーとしてお仕事をしている

私はいないかもしれない。

 

 

 

袖振り合うも多生の縁といいますが

本当に私の原点といってもいい画家なのです。

 

 

じつは最近

 

 

あれやったほうがいいのかな、

こっちのほうがいいのかな、と

迷い始めていた私。

 

そんな時に来日しているフェルメールと会える時間が取れたのも

何かのご縁かもしれません。

 

 

 

 

 

 

今日午前中を狙ったからか、最終日でも激混みまではいかない人数で

じっくりとフェルメールと向き合ってきました。

 

 

 

この人は

どういう気持ちでキャンバスに向かっていたのだろう。

どんな角度で筆をおいたのだろう。

どんな思いで絵の具を混ぜたのだろう。

 

 

 

そんなことを思いながら絵と向き合っていると

自分の核に触れた気がしました。

 

 

私は絵を描くことで人を喜ばせたい

絵を描くことで食べていきたい。

そう思ってジュエリーデザイナーの道を選んだんだ。

そんな大切な事を忘れていた。

 

 

そこの核をしっかり持って、今後

「自分に必要そうなもの」を選んでいこう。

 

 

 

1枚の絵で人にそんなことを思わせてくれる

フェルメール

今日の20時まで開館しています。

ぜひ会いにいってみてくださいね♪

 

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