私が「好きを仕事にしている」人と仕事をする理由
[hedder]
「ご自分で加工もなさるのですか？」と聞かれることがあるので
お話いたしますと。
私は、鑑別・鑑定・宝石研磨・彫金・ ワックス・ジュエリーデザインの全て一通りできます。
でも、全ての工程を自分でやることはしていません。
私はデザイナーとしてお客様の対応・デザイン作成・納期管理と工程管理をしており
基本的に加工は職人に依頼しております。
（もちろん、意図が図面や口頭指示だと伝わらない場合は モック（試作品）を作ってイメージを伝えたりしますし、 自分で作った方が早い場合は製作もいたします。）
でも、基本的にお客様のオーダー品はプロの職人さんに依頼をしております。
自分でもできるのに、
工賃や、やり取りの手間が発生するのに
そして時間もかかるのに
職人さんに依頼するのです。
なぜだと思いますか？
今はやりの、「他力を使え！」的な話ではありません(笑）
そんな簡単な話ではないのです。
＊そしてこれは「わたしの」考えであって
他のジュエリー・アクセサリーデザイナーさんを否定しているわけではないのでご理解ください。
私にとってジュエリー・アクセサリーは
「自己表現のアイテム」
自分がどんな人なのか、相手に自分を伝えるとっかかりになるアイテムです。
単にきらびやかであればいい、というものではなく
みんなが持ってるからで買ってもらわなくていい。
私のジュエリーを身につけていただく方には
「その人らしさ」が伝わるアイテムになるよう注力しておすすめしております。
アンリガトウにもオリジナルジュエリーシリーズはありますが
入れる石を選べるようにしてあるのはそのためです。
わたしが「職人」に加工を依頼しているのは
その職人が
わたしよりも
何倍も
「加工の仕事が好き」
だからです。
石留め職人さんは「石留めが好きで・得意」私の何倍も。
原型職人さんは「原型作りが好きで・得意」私の何倍も。
「加工が好きで得意」な職人さんと
「加工ができる」わたしのクオリティが違うと思っているからです。
なので、中途半端な仕事をする職人さんには以降仕事を出しません。
「これわたしでもできるわ」だったら出す必要ないですから。
アンリガトウにジュエリーをオーダーメイドでご依頼いただくお客様は
大切なエンゲージリングをリフォームにお預けいただく方や
一生身につける結婚指輪をオーダーいただく方が多いのです。
その方にとっての「宝物」を作るのが
アンリガトウの役割だと思っております。
「ジュエリーデザインが好きでたまらない」私がデザインしたものを
「プロ」のジュエリーデザイナーが作る「ジュエリー」を超えられる
「プロ」のジュエリー職人に加工を依頼する。
「ジュエリーデザインが好きでたまらない私」は
デザインすることに専念して
加工は「加工が好きでたまらない職人」に依頼することで
デザイナーのイメージを超えてくるような作品に仕上がっていくのです。
まさに「チームプレイ」
職人さんとは「指示出し・される側」という関係でなく
「共にジュエリーを作り上げていく仲間」という意識で仕事をしていただけるよう
それ相応の工賃をお支払いしますので、安いリフォームチェーン店よりも
アンリガトウの価格は高めです。
リフォームチェーン店がどうしてあんなに安いのか。
それは職人さんの工賃をたたいて（値切って）いるからなのです。
でもね、それでは職人さんは育たないし
びっくりするような安い工賃でハイクオリティなものを作れって・・・ それは無理という話。
なので、職人さんの工賃を値切ることは基本的にいたしません。
もちろん何人かの職人さんと「相見積もり」を取るので、 高すぎると・・・ということはありますが(^^)
安くて可愛いものが欲しいのであれば
アンリガトウのジュエリーはお求めにならないほうがいいです。
いくらでも市販されていますので。
好きを仕事にしているわたしは
好きを仕事にしている職人に仕事を依頼したいし
好きを仕事にしている職人に、
書いたデザイナーのイメージをも超えるような
仕事をしてほしい。
そうすることで、結局はご依頼いただいたお客様の想像をも超えるジュエリーを
作り上げるチームプレイができると思っております。
アンリガトウとお仕事をしたいと思っている職人さんがいらっしゃいましたら
ぜひお問い合わせくださいませ。
（外注対応となります）
クオリティチェックは厳しいですけれど(笑）
チームプレイで仕事のできる職人さんでしたら大歓迎 ^^
ご連絡はこちらのフォームからお願いいたします。
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