ジュエリーデザイナーの机 | 田中オリエブログ

アンリガトウ代表・ジュエリーデザイナー田中オリエの起業お役立ちブログです。東京武蔵小山で予約制ジュエリーサロン営業中

安藤忠雄展「挑戦」レポ/ジュエリーは小さな建築物・ジュエリーと建築の関係

12/18迄国立新美術館で開催された 安藤忠雄展「挑戦」へ行ってきました!

安藤忠雄さん、もちろん存じ上げては いたのですが、こんなに面白い(笑)方 だったとは!!

音声ガイドが安藤忠雄さんの解説 だったのですが、超絶面白かったです^^

ジュエリーは小さな建築物と 言われています。 会場内の建築図面を観覧しながら、 これが大きくなったら建築だし これが小さくなったらジュエリーだな と考えてワクワクしておりました!

住む人か暮らしを選ぶ

施工主から、夏はいいけど寒くなったら どうしたらいい?といわれて

「1枚多く着たらどうですか?」と返す。

もっと寒くなったら?ときかれて 「もう1枚重ねるとどうですか?」

それでも寒かったらどうしましょう? 「我慢するしかないですね」

このくだりが個人的にヒットでした(笑)

 

建築って住みやすいものをつくる、 ものだと思っていましたが、安藤さんは

「住む人の覚悟がいる」お家を 作っているのだそう。

 

住む人が、暮らしを選ぶ、という その考え方、 「住みづらいですよ」と言われても 安藤さんの建築に魅せられ、依頼する 施工主。

いやー、建築に対する概念が変わりました!

 

ジュエリーにも、つけ心地がいい、 が基本でしたが、それを突きつける アート作品があります。

学生時代に受けた「デザイン概論」 の授業で、輪ゴムを腕に巻き、その 跡をジュエリーだ、と言っているの があったのです。

正直なんだそれ??って 思っていたのですが、20数年経って 意味がわかりました(遅っ!)

 

人に優しい建築がいいと言われても

 

1軒のお家の中に「使いやすいように」 動線を配置する。それが普通だと思って いたのですが

でも、安藤さんは四季を、天気を 建築に取り入れている。

 

となりの部屋に行くのに屋根のない 渡り廊下を歩く必要があったりと

 

空間、それも使わない空間を建築に 取り入れていました。

確かに不便。 でも不便でない暮らしがいいのか? それを突きつけてきます。

そしてそれがまた美しいのです。

 

でも、光の教会に屋根がない方が面白い!と 提案したけれど、住民の方から ガラスを入れてと言われて、いれたのだ けれど、いつか取ってやろうと 思っているとか(笑)

諦めちゃダメなんですよ、って。

 

諦めちゃダメなところ、そこ!? と音声ガイド聴きながら一人でニヤニヤ しておりました。

 

これ面白い、とやっていれば面白い人達がやってくる

言い回しはちょっと違いますが こんな意味のことを音声ガイドで 話されていました。

 

「これくらいでいいか」でなくて 自分が面白いと思うことをがむしゃらに やっていれば、面白い人達出会う。

 

それを体現されている安藤さん。 今現在進行中のプロジェクトが一覧に なっていたのですが、世界各国から 10を超えるプランが進行しているのです。

 

いやー、やりたいこと1個に絞ってる場合 じゃないですよ!10個以上同時進行できる 人もいるのですから。

 

やりたいことはかたっぱしから 挑戦して行けばいい。 そんなことを教えられた展示会でした!

そして最後の物販コーナーで また度肝を抜かれたのです。 写真には取れなかったのですが 図版に安藤忠雄さんの直筆サイン入り! それもサインだけでなく、簡単なラフ スケッチも入っているのです。

1冊ずつにですよ!? それだけでなく、 ポストカードやクリアファイル にまでサイン入りです。

これどのくらい作られたのだろう。。。 呆然としました。

パワーの詰まったサイン入りの グッズをお土産に購入してきました。

安藤忠雄さんは確かにすごい。 でも負けてはいられない!

 

ジュエリーは小さな建築物と 言われています。

私はジュエリーで、着ける人を より魅力的にするものを作り 続ける。

楽しんでやり続けていれば 楽しんでくれる人が集まってくる。

私も、安藤さんのような 仕事をしていきたいと思います!

 

[かさこ塾フェスタ]

 

 

 

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