ジュエリーデザイナーの机 | 田中オリエブログ

アンリガトウ代表・ジュエリーデザイナー田中オリエの起業お役立ちブログです。東京武蔵小山で予約制ジュエリーサロン営業中

「金八先生」は人を変えられるのか?〜誰かを変えたいと思ったときに〜

先日頂いたコメントの中に 「金八先生でもないのに人は変えられないですよね」というものがありました。

 

それに対して私は「金八先生でも人は変えられないですよ」と コメント返ししたのですが、どうして私がそう思うのかなと考えてみました。

 

金八先生って知ってますか? (世代がバレる・・・) 「三年B組金八先生」というタイトルのTVドラマです。

 

武田鉄矢さんが主演で、それはそれはもう、熱い先生役。 問題を抱えた生徒たちが繰り広げる問題に熱く語りながら立ち向かう ドラマ。

 

だって金八先生ですよ? 素行の悪い学生が、いろんな気づきとともに成長していくその過程が描かれた ドラマ。金八先生が生徒を「変えて」いるように見えますよね。

 

でも私は、「変えて」るとは思って見てなかった。

 

金八先生がまずその子たちに対して「真剣」だった事が大きいなと思う。

お前が生徒で俺が先生、という役割じゃなくて「人」として きちんと相手に向き合う姿勢。 そしてその「真剣さ」が相手に伝わって、生徒は「変えられた」んじゃなくて 自発的に「変わった」のだと思うのです。

 

もちろん金八先生は「良くしたい」と思っているとは思います。 でも「先生の言う事を聞く生徒にしたい」と変えようとしているのではなくて

「その子が一番いい状態に」なる事を目的にして指導しているから その自分を思って真剣に行動している金八先生を見た生徒側が 「自主的に」変わっているのだとおもうのです。

 

ぱっと見は金八先生が「変えた」ようにみえるけれど 実は生徒が「自発的に変わった」のです。

 

この差は大きい。

 

誰だって、「今より良く」なりたい(今より良く変わりたい)けれど 「今より良く「変えられたい」と思える相手か」が大事だと思うのです。

 

その人の意見を「聞いてみたい」と思える大人に いま私はなれているだろうか。

これは子供を育てている身として「できているだろうか」という 視点は常に持ち続けていたいと思います。

「できてる」って言っちゃダメな気がするんですよね。 「常に」できているか?って自分に問う姿勢が 大事なのかなと思います。

 

誰かを変える事ってできるのか。 私は基本的にはできないと思っています。

変えられるのは「自分のものの見方」や「考え方」だけ。 それも私は「変えられる」ことがすきじゃない。

変わるのは自分で「選んだ」ときだけです。

 

あなたもそうでしょ?

 

だったらだれかを「変えよう」なんてしないほうが お互いのため、だと思いませんか?

 

 

[かさこ塾フェスタ]