ジュエリーデザイナーの机 | 田中オリエブログ

アンリガトウ代表・ジュエリーデザイナー田中オリエの起業お役立ちブログです。東京武蔵小山で予約制ジュエリーサロン営業中

育休復帰するママへ、会社へ復帰連絡する際に「通話録音」をおすすめする理由

私は以前デザイナーで勤めていた 会社を、「育休復帰」が実質できなくて 退職しました。

いまでは「辞めるいいきっかけになった」 くらいに思ってはいますが、 万が一にも私のときのようなことに ならないよう、この春育休復帰する ママに、お伝えしておきたいことがあります。

それは、『会社へ育休復帰する連絡を するときは、通話録音しておくこと』

その理由は、「万が一のときの証拠」 が残せるからです。

 

私の実体験

私は、ジュエリーデザイナーとして 会社に勤務していました。 勤続10年、社長賞も2度受賞し 売り上げNo1の商品も開発してきた 実績があります。

在職中にご縁があって結婚し、 めでたく子供をさずかり、約1年間の 育休を取得し、保育園を探しました。 無事、保育園が見つかって、会社に 電話したときに、 当時の女性上司に言われた言葉。

 

「もう、他のデザイナーを入れて しまったので、席がありません。 もし戻るならば、契約社員で、 仕事内容も商品管理になります」

 

上場企業です。 育休とってたのですよ。

さらに 「戻るって言うと思わなかった」

戻るか戻らないかは こちらが決める事。

でも、娘が認可保育園に入れていて わたしも仕事をしたい。 認可を蹴るなんて考えられません。 そして、「仕事をしているから認可」を なぜか「会社にいなきゃいけない」と 思い込んでしまっていた当時の私。

 

*仕事をしていて、保育ができないから 認可利用資格があるのであって、会社勤務 でなければならない、なんてことはないと 区役所確認しに行って、開業しました。

 

結局、会社の条件をのんで、 アンリガトウを立ち上げ、 商品管理と自分の起業を 平行してやることになりました。

結果的に1年ほど平行して 仕事を続け、思い切って アンリガトウのお仕事1本にして 今に至ります。

 

周りからのアドバイス

それ、訴えたら勝てるから!!!

これ、何人に言われたでしょう。 でも、そうはしませんでした。

訴えるって、お金も時間もかかること。 そして、私以外の社員にもどうせ同じ ような対応をしている。 でも、訴えらえた、という話は聞かない。

うでのいい弁護士さんと契約しているのか それはわかりません。

私は、そんなことする会社を 訴える手間と時間がもったいないわ、 と思ったのです。

そして、生まれてきてくれた娘に 「もう、自分でやりはじめなさいよ」と きっかけをもらえた気がしたのです。

だから、私は、訴えることはしませんでした。

 

でも、勤続10年で 賞もいただいていても、 こういうことが起きたのです。

まさか!?って思いましたし 悲しい気持ちにもなりました。

 

これから育休復帰するママへ

私がこのことをブログにしようと 思ったのは、同じように育休復帰する 際に嫌がらせされた、という友達と お話することがあって、

「証拠がないと訴えるの難しいらしい」 そう聞いたからです。

確かに、私が言われたのも 電話口で、上司からです。 書面等で通達されたわけではないので 言った、言わないになってしまうと 弱い。

「万が一にも」「もしもに備えて」 会社に復帰の連絡をするときには、 「録音」しておくといいです。

お守り代わりに。 私のようにならなければ、 幸せな職場、という事が再認識できるし

万が一にも私のような対応をされた ときには、いざというときの証拠になる。

悲しい思いをするママが これ以上増えませんように。

*2018.3.9追記 「録音する場合はその旨伝えないと証拠に ならない」とアドバイスを頂きました。 録音する旨を会社にお伝えしてお話すれば、 そもそもこういう話にならなくていいかも! ご参考にしてくださいね♪

 

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